数ある障害者支援施設の中で、
滋賀県障害児協会を選んだ理由は何でしょうか。
長野さん
就活中にいろいろな施設を見学したのですが、その中でもっともスタッフさん・利用者さんの笑い声が聞こえる、そしてスタッフの雰囲気がやわらかいのがここでした。それが決めてでしょうか。
塚田さん
私が入所したのは結構前なのですが……やはり、職員さんが楽しそうにしていたことが今でも印象に残っていますね。施設全体に魅力があるというか、愛のあるところだなと感じました。
今は、どのようなお仕事を担当されていますか。
長野さん
今年入所したばかりで、まだ研修期間中なのですが、食事・排泄など各種の生活支援を教えていただきながら行っています。そのほか、同期のみんなでイベントの企画を任されたりもしました。
それと、何より大事なのが利用者さんとのコミュニケーションです。会話などから利用者さんが本当に必要としていることを掴むのは、とても大事な仕事ですので、意識して行っています。
塚田さん
利用者さんの介護だけでなく、マネージメント業務も担当しています。
スタッフさんの年代に関わらず、いろんな人がお互いに関われるように気をつけています。また、業務の担当割り振りのほか、長野さんのような新人さんの研修も私の仕事です。やることがいっぱいで大変です!(笑)
長野さん
塚田さんにいっぱい声をかけていただけるので、いろいろ相談しやすくて助かってます!
上の年代の先輩には、自分から声をかけづらいかな~というのが誰でもあると思うんですが、そのあたりも気遣っていただけて心強いです。
仕事のあとや、お休みの日は
どのように過ごされていますか。
長野さん
友達とご飯に行ったり、映画を観に行ったりしています!あと、家族との時間が増えたのが嬉しいですね。
介護の仕事は休みが少ないというイメージがあるかもしれませんが、普通に休日はたくさんありますよ!大学のときはバイトで忙しかったので、今のほうがゆっくりできているかもしれません……。
塚田さん
私は子どもがいますので、家事をしたり、子どもと遊んだりして過ごしています。
子どもがいるとどうしても外せない用事というのができるので、仕事が残っていても帰るのですが、雰囲気としてとても帰りやすいので助かっています。
スタッフのみんなに家庭も仕事も、どっちも100%頑張れる雰囲気づくりをしてもらっているのを感じますね。
これからの目標を教えてください。
長野さん
大学で心理を学んでいたので、心理をさらに極めて利用者さんとのコミュニケーションに役立てたいですね。
公認心理師の資格取得も考えていますが、2年間の実務が必要ですので、チャレンジのためにまずは実務経験を積んでいきたいです!
塚田さん
先ほどの話の続きにもなるのですが、マネージメント業務の一環として「働きやすい職場づくり」をどんどん進めていきたいです。
自分が子どもを育てながら働く、という立場になってはじめてわかったことがいろいろあります。
自分の経験上「女性が働きやすい職場」づくりに取り組んでいますが、もちろん女性だけでなく、スタッフみんなにとって良い職場をつくるのが目標です。まずは働いているスタッフのみんなに「居心地がいいね」と言ってもらえるようになって初めて、利用者さんにも喜んでもらえるようになると思っています。
最後に、就活を頑張っているみなさんに向けて
メッセージをお願いします。
長野さん
自分の目でちゃんと見て回るのが何より大事だと思います!施設見学やインターンシップなど、忙しいと思いますができるだけ行っておくのをおすすめします。
介護とひとくちに言ってもいろいろな施設や業態がありますし、入ってから思っていたのと違った……となるのは避けたいですよね。説明会だけではわからないことがたくさんありますので、気になるところは一度見に行ってみてください。
あと、今のうちに遊んでおいたほうがいいですよ!海外とか行っておいたほうがいいです!
塚田さん
就活で来られる学生さんは、いろいろ不安に思われている方が多いです。
不安を少しでも減らすためには、時間がかかってもいいのでいろいろな企業を見て回ることが一番だと思います。余裕があれば、スタッフの雰囲気なども見ておくと良いと思います。
長野さんもおっしゃいましたが、学生のときにしかできない遊びはいっぱいやっておいたほうがいいですよ!そこで得た経験は仕事にも役立ちますので。今のうちです!